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本来のあなたの力

本来のあなたの力

禁断の恋

シュシュ作りに、はまったわたくし。

子供たちが言い争っていても、シュシュが和を生み出します。

たとえばー。


下の子  「お姉ちゃんがねー、こんなこというたぁ~」

顔を上げて、生地を握り締め、にんまりしている私。

お姉ちゃん 「お、いい笑顔」

下の子   「僕のことより、シュシュが大事なの~」

私     『これとこれで、こう作るとどうなるかな~
       (作ってみないとわからない面白さ)』と
        頭がいっぱいながら、「仲良くね~」と気の抜けたサイダー状態。

お姉ちゃん 「おい、駄目だ、諦めたほうがいいぞ」

弟   「うんそうだ、ほっとこう」

と二人、意気投合して、仲直りで、一軒、落着!


なーんて、状態のわたしでしたが、
洗濯物をたたんでいると、真息子のパンツ破れを発見。
捨てることにしようと見たとたん、一目ぼれぼれ。

モスグリーンの地に、金色の、スカーフ調模様。な、な、なーんと、シュシュにするととても上品そう。

「、、、これ、シュシュにしたーい」
「どんなお洋服に、あわせようかしら?」と、いけないことを知りつつ、
禁断の恋にはまる寸前の、わたくし。

必死で止める、周りの人々。

人間の品格のために、やめとこうか!」

「履いている人の、顔を思い出して止めようか」

「どんな部分が当たっているか、考えて、やめとこうか~!」

パンツの持ち主、たぶん外で、「はーッくしょん!」


ということで、泣く泣く、私はパンツとの恋を、諦めて
ゴミ箱に捨てたのでした。

きみが、パンツ型に裁断される前に、きみと、出会いたかった!(涙)


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